ミス
最近職場全体が忙しくてピリピリしてます。
こういうときこそ冷静に仕事をしなければいけないのですが、
なんだかイライラしてて八つ当たりされることもしばしば。
あーやれやれ。
話は変わって、医療事故の話です。
医療機関にいるからには、医療事故までは行かなくても、
ミスが起こりそうになることって、やっぱりあります。
どんなに気をつけてても確率はゼロにはならない。
もし「うちは全く医療事故やインシデントはありません」と言ったら、
多分それはウソか、うっかりミスが起こってることに
周囲が気付いていないかだと思います。
あくまで医療は人対人で行っているので、これは避けられない問題です。
ただ、気をつけないといけないのは、
ミスしたことそのものを責めることに終始してはいけないってことです。
始末書とかはあるけれど、それだけではダメ。
何故そのようなミスが起こるのか、起こりそうになったのかということは、
仕事をする環境などにも要因があるんです。
例えば治療に使うモノを置く場所とか、処理の仕方とか。
注射などの使用済み針を医療従事者自身の手などにうっかり刺してしまうのは
「針刺し事故」といって結構多いんです。
これをなくすための器具がいろいろ出回ってます。
できるだけ針に手などを近づけず処分するモノなどなど。
原因を分析することで、確率を限りなく低くすることは可能です。
今はどこの病院でも、リスクマネージメントの部門があるはずですが、
私もその委員会の委員なのでこういうことを考える機会は多いです。
日々あちこちで医療過誤などのニュースを見かけますが、
対応は常に真摯で、冷静で、客観的であってほしいと思います。
何となく会議資料を見ながら考えこんでしまったので、
今日の日記に書いてみました(何